なぜ枕が合わないのか?理学療法士が「運動学」の視点で解く「枕と全身の関係」

「色々な枕を試したけれど、結局しっくりこない……」 そんな悩みを抱えていませんか?実は、首や後頭部だけに注目して枕を作っても、本当の「脱力」は得られません。

現在、札幌の理学療法士や柔道整復師、そして精密な作業を支える技術職の方々の間で話題となっているClinical Pillow(あのまくら)。今回は、私たちがなぜ「運動学」の視点から枕を作るのか、その理由を詳しく解説します。


 

首や後頭部だけ見ても良い枕ができない理由

1. 背面の「ブリッジ活動」

仰向けに寝たとき、腰や背中が浮いてしまうことはありませんか?これを運動学では**「ブリッジ活動」**と呼びます。

背中が浮いているということは、その重さを支えるために、首の付け根や骨盤(図の下矢印部分)に過剰な荷重がかかっている状態です。

ブリッジ活動という反応が残ると、首の緊張が緩まずに、枕を押し付けるような反応がのこるため、どんな枕もあいません

つまり、この背中のブリッジ活動がある限り、首から後頭部を寝具に向かって押し付けるようなこわばりが残り、リラックス感は得られません

頭や首の後ろの枕だけでは、合う枕が見つからない問題の1つとも言えます。

2. 背中の丸み(胸椎後弯)と首の高さの関係

次に注目すべきは、背中の丸まりです。 腰を反らせる(ブリッジ活動)と、そのカウンターとして背中が丸まってしまう方が多く見られます。

高さの変化: 背中が丸まると、相対的に首の付け根(頸椎の始まり)の位置が高くなります。

すると頚椎は、
左図のように、後頭部を落とすようにカーブを強めるか、右図のように、後頭部自体が高い位置にきて、高い枕を欲するか。

つまり、背中の丸みは、首の後ろの状況に大きく関わっています。

こうした背面の反り(ブリッジ活動)や、それにより起こる背中の丸まり(カウンターによる後弯)を、首や後頭部のフィッティングを行う前に対処が必要と捉えています。

 

3. Clinical Pillow あのまくらは全身→後頭部

ClinicalPillowあのまくらは、こうした全身の評価(運動学)に基づき、首や後頭部だけではなく、全身をリラックスに導く治療的な視点で、仕組みで製作します。

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