なぜ「背中」に枕が必要なのか?Clinical Pillowが全身をリラックスさせる仕組み

「色々な枕を試したけれど、リラックスできない……」その原因は、首から下にあるかもしれません。前回、仰向けでリラックスできない2つの理由(ブリッジ活動と背中の丸み)についてお話ししました。今回は、それらにどう対処して「全身の脱力」を導き出すのか、Clinical Pillow(あのまくら)の製作手順と理論を解説します。

1. 製作に使うもの
Clinical Pillow™️ 枕製作キット

あのまくらは、ただ測るだけではなく、寝ている状態の身体に適合させながら、その場での反応(評価)を繰り返して作ります。

特許技術: 部材の組み合わせにより、傾斜角度・長さ・高さを個別に調整し、即座にその人に最適な形状を造形できます。

Clinical Pillowの特許技術を示す図解。背中の浮き(ブリッジ活動)や丸みに合わせ、部材の組み合わせで身体を接地させ脱力を促す仕組み。

2. 背中の「浮き(ブリッジ活動)」
への対処

運動学や神経学に基づき、反って浮いてしまう部分を床に接地させるよう誘導します。

  • 仕組み: 枕の傾斜部を「楔(くさび)」のように挿入し、体重を移動させることで、腰や背中を床に接地させます。

  • 脳への反応: 浮いていた部分が床に触れると、脳に「床に着いた」という感覚(固有感覚)が伝わり、緊張(ブリッジ活動)が脱力(支持活動)へと変わります。

特許技術(特願2025-139550号)に基づくClinical Pillowの調整メカニズム。部材の組み合わせで個別の背部形状に適合させ脱力を誘導する図解。

3. 背中の「丸み(猫背)」への対処

背中の丸みは、枕の高さや首の緊張に直結します。

  • なぜ仰向けでも丸まったままなのか?: 理由は2つあります。1つは「反り腰のカウンター」として必要だから。もう1つは「背中を床に預ける感覚イメージ」がないため、筋肉の力みが抜けないからです。

枕による接地誘導が、全身の「支持活動(脱力)」を促す仕組みを示す3Dモデル図
  • 対処法: 背中の形状にピッタリとフィットする枕を使うことで、身体が「体重を預けていいんだ」と学習し、重力方向への脱力が促されます。これにより、「胸が開く感じ」や「呼吸が深くなる感じ」へと導かれます。
一人ひとりの体格に合わせて部材を組み合わせ、理想の枕の形状を即座に造形する調整メカニズム

背中の形状がフィットしたClinical Pillowを使って寝ると、どんどん平らな形状に背中を預けられるようになっていきます
(短期的には10分寝るだけで少し変わるし、長期的には骨格や姿勢パターンの変化もみられます)

定期的にClinical Pillowを再調整し、より低い傾斜に調整していくことで、猫背の改善は加速していきます。

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